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葉舟小品
著:水野 葉舟
編:佐藤 浩美
価格 2,827 円(本体2,570円・税257円)
A5判 294頁 無線綴じ
ISBN9784864879835 2018年12月25日発行
本書は雑誌、単行本等で発表された、水野葉舟の作品の中から選定・収載したものである。
水野葉舟は、「美文」あるいは「小品」と呼ばれたジャンルで明治から大正期にかけて活躍した小説家である。
彫刻家であり、詩人でもある高村光太郎とは無二の親友であり、生涯にわたる親交があった。
女性を中心に多くのファンがいたが、晩年は千葉県駒井野に籠もって地元に根を下ろした生活を送り、
執筆活動から遠ざかってしまった。
多くの作品は発表誌に掲載のままで、単行本化されたもの以外の多くの作品は、現在私たちの目に触れることが容易ではない。
葉舟の作品をある程度まとまった形で収めておきたい、という目的で編纂したが、
誌面の都合上収載されないままの多くの作品を残すことになってしまった。また、葉舟の略歴については拙書『忘れ得ぬ赤城』を参照されたい。
「小品」と呼ぶには長すぎる作品もあるが区別なく収録した。
改めて葉舟の作品を読み返すと、初期の作品の多くに、また後年においても群馬県赤城山での哀感をモチーフにした作品の多いのに驚く。
葉舟文学に触れる入門書のように思っていただけたら幸いである。
水野葉舟は、「美文」あるいは「小品」と呼ばれたジャンルで明治から大正期にかけて活躍した小説家である。
彫刻家であり、詩人でもある高村光太郎とは無二の親友であり、生涯にわたる親交があった。
女性を中心に多くのファンがいたが、晩年は千葉県駒井野に籠もって地元に根を下ろした生活を送り、
執筆活動から遠ざかってしまった。
多くの作品は発表誌に掲載のままで、単行本化されたもの以外の多くの作品は、現在私たちの目に触れることが容易ではない。
葉舟の作品をある程度まとまった形で収めておきたい、という目的で編纂したが、
誌面の都合上収載されないままの多くの作品を残すことになってしまった。また、葉舟の略歴については拙書『忘れ得ぬ赤城』を参照されたい。
「小品」と呼ぶには長すぎる作品もあるが区別なく収録した。
改めて葉舟の作品を読み返すと、初期の作品の多くに、また後年においても群馬県赤城山での哀感をモチーフにした作品の多いのに驚く。
葉舟文学に触れる入門書のように思っていただけたら幸いである。