三恵社の絵本

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絵本表紙

八丁味噌の名前の由来

■岡崎城から八丁(約870メートル)の距離

 徳川家康が天下統一という偉業への基礎を固めた岡崎城。その西、八丁(約870m)の距離にある、八丁村(現在は八帖町)で、味噌造りが始まったのは400年近くも前、江戸時代のことです。

 この地は、矢作川の舟運と旧東海道が交わる水陸交通の要所でした。江戸時代には土場(船着き場)・塩座(塩の専売)があり、舟運を利用して原料の大豆や塩を調達し、味噌の出荷ができました。また、矢作川の良質な状流水にも恵まれ、八丁味噌造りの条件が揃っていたのです。

 まるや八丁味噌は江戸時代から始めた八丁味噌造りの伝統の技と味を 頑なに守りながら、今日もその歴史を刻み続けています。