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中央アジアの歴史と考古学

著 古庄 浩明

価格 2,851 円(本体2,640円・税211円)

A4判 207頁 無線綴じ
ISBN9784866930879 2019年08月29日発行

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本書は、大学の教科書として中央アジアの歴史と考古学について記した概説書である。

現在、日本に住む私たちは、中央アジア地域に対して認識が高いとはいえず、その歴史や考古学にもあまり関心が持たれていない。
高校の教科書を見ても、中央アジアに関する記述は多いとはいえないし、体系的でもない。

法隆寺に用いられているエンタシスや唐草文は、ギリシャで生まれた。
仏教はインドで生まれ、それに伴うガンダーラ美術は、ヘレニズム文化の影響を受けて、現在のアフガニスタンからパキスタンの地で生まれた。
これらは中央アジアを介してシルクロードを通り、日本に伝来し、我が国の社会や文化に大きな影響を与えている。

また、中央アジアのヨーロッパ世界に対する影響も大きく、民族大移動はヨーロッパ社会を大きく変化させた。
中国産のシルクや黄金の国ジパングがヨーロッパの人々に夢をあたえ、冒険者を生み、さらに、騎馬民族の服装が現代の洋服の元となり、サイコロやチェスも中央アジアにその始まりがある。
このように中央アジアは東西文化やインドの文化との交流に重要な役割を果たしてきたことは明らかである。
ユーラシア世界の結節点である中央アジアの歴史を、西洋史や東洋史の中で概観することは、日本の歴史を考える上にも世界の歴史を考える上にも必要なのである。

さらに近年、現代のシルクロードともいえるインターネットの普及や、飛行機や自動車・鉄道など交通網の整備普及が進んで、世界のグローバル化がなされ、再びアジアとヨーロッパ・インドを結ぶ陸路に注目が浴びてきた。
中国の一帯一路構想や世界文化遺産としてシルクロードが登録されるなど、交易路・地下資源の埋蔵地・製品の消費地・経済圏・歴史遺産・観光地としてのシルクロード・中央アジアの価値が再び見直されており、その重要性は今後ますます増大するであろう。

グローバル化した社会において、人・もの・情報の自由な往来によって世界と共に繁栄をしようとする日本は、ユーラシアの一員であることを再認識し、今まであまり関心を払ってこなかった中央アジアの歴史にも目を向け、世界を俯瞰的視野でとらえて思考することが必要な時期に来ているように思う。

本書が、「世界を俯瞰し、グローバルな視点から思考する若者」を育てる一助となることを願う。
「はじめに」より――

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