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「東アジア共同体」から「自由で開かれたインド太平洋構想」へ
著 熊沢 一衛
価格 3,025 円(本体2,750円・税275円)
A5判 276頁
ISBN9784866937953 2023年06月01日発行
2004年ごろ東アジアの経済発展は目を見張り、「経済共同体」を作る動きが盛んになった。しかし、リーマンショックや中国の急激な経済発展による強引な政治的動き(一帯一路や南シナ海へ進出等)を受けて政治的不安定感がアジアにも強まった。現在またも日本に、個人の確立と経済発展、政治的安定を探る困難な仕事がのしかかってきた。福澤諭吉の問題意識が蘇ったこと(脱亜論など)、や「日露戦争後の我が国の進路を決めること」が、「現代の日本の進路を巡る決定」を下すことに重なることを確認した。 G7サミット(2023年5月、広島)の直前までの「個人と国益」を調和する道を「自分の思考」によって探り辿ることに努力した。朝鮮半島(特に韓国)や中国と具体的にどう付き合うべきからはじめ、「軍事的」統治(ミヤンマーなど)のアジア諸国は当該国民のためにどうあったらいいのか、序章と全5章をかけて、具体的に問題点を整理し、時事問題を批判的に解き明かした。米国の動きも当然ながら注意深く追跡し記録してある。そしてかっての戦前の過ちに再度陥らないようにすること、希望への道、「個人の独立と国益」の両立する最善の答えをここアジアの国民の一人として探求しタ書籍。