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イタリアのデザイン経営

《EV,ファッション、インテリアの事例》
著 小山 太郎

価格 3,520 円(本体3,200円・税320円)

A5判 146頁 無線綴じ
ISBN9784866938509 2024年02月14日発行

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“デザイン経営”という学問分野の研究対象は、(1)デザインプロジェクトのプロセス分析、(2)企業業績や消費者行動に対するデザイン投資の効果分析、(3)S.ジョブズ等のデザイン起業家のテイスト(趣向)の分析、(4)デザイナーが持っているデザイン哲学(設計思想)の解明、である―本書は、この内、(1)及び(3)に関連した記述を多く含む。

工業デザインの目的は、コンセプトに対して優れた“かたち”を与えることを通じて、目立つ美しいかたちと目立たない背景との対比から成る、眺めの良い暮らしの空間を創り出すことである(デザインとは、視覚公害のないミクロな良い眺めを創り出すことである)。安定的な雇用を前提として健康・食事・人間関係に恵まれることに加えて、さらに(視覚という面で)良い眺めを確保すれば、思った以上に飛躍的に生活の質(QOL)を高めることができる。高い生活の質を享受しつつ、自分らしさ(個性)を発揮するというのが、自分の人生を幸せにするための“幸福の方程式”である。

【目次】
第1章 イタリアにおける小型自動車のデザインプロセス ―EV化を見据え、FIATを中心に
 1 はじめに
 2 都市と自動車
 3 Mitica vs Fiat Trepiuno
 4 スリッパ(Ciabatta)プロジェクト
 5 結論と今後の展望―都市景観と自動車

第2章 戦後のイタリアンファッションの成立とその将来展望
 1 はじめに
 2 フランスファッションからの精神的独立とイタリアらしさ(italianità)の確立
 3 アート思考
  3.1 アルマーニの事例
  3.2 クリツィアの事例
  3.3 G. フェレの事例
  3.4 G. ベルサーチェの事例
  3.5 ミッソーニの事例
 4 部分(衣服)と全体(インテリア/ 都市景観)
 5  イタリアンファッション =定められた役割や任意の社会階層からの自己解放の手段
 6 結論
 7 将来展望
  7.1 1990 年代の危機とファストファッションへの対抗策

   7.1.1 仕立職人の技(伝統)への回帰 ―ローマの高級仕立服(アルタ・モーダ)
   7.1.2 W. アルビーニを参照
   7.1.3 建築の観点から衣服のかたちへ介入(フェレ)
   7.1.4 美術・文学史を参照
  7.2 本節のまとめ
 8 補論:イタリアの色使いについてーR. カプッチの事例から
  8.1. スウェーデン標準色彩体系(Natural Color System;NCS)
  8.2. ロベルト・カプッチの色使いの特徴
  8.3. イタリアの色使いと日本の色彩感覚

第3章 イタリアのインテリアデザイン理論とその応用
 1 はじめに
 2 イタリアのインテリアデザイン理論
 3 キッチンの事例(Valcucine社)
 4 浴室の事例
 5 結論と今後の展望

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