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「ISBNコード」とは?

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「ISBNコード」という単語を聞いたことはありますか?

聞いたことがない方も、本の裏表紙に並ぶ2種類のバーコードは見たことがあるのではないでしょうか。

一見ランダムな数字の羅列に見える13桁の番号には、様々な情報が隠されています。

ISBNコードとは

そもそもISBNコードとはInternational Standard Book Numberの頭文字を取ったもので、「国際標準図書番号」の日本語訳があてられています。

書籍の流通業務をシステム(コンピューター)で処理するために付けられた、国際的な番号なのですが……
一言で言うと、「書籍を特定するための世界共通番号」です。

この番号は、1つの書名に対し1つ付与されて、絶版となった書籍も、永久欠番として二度と使われることはありません。
つまり、世界中を探しても同じコードを持つ書籍は存在しないのです。

余談

1965年にイギリスで開発され、1970年に国際標準化機構 (ISO) で採用されたことで、世界中に普及していきました。
日本は1981年に加盟して以来、今日まで書籍にISBNが使用されていおり、国内のISBNの管理は「日本図書コード管理センター」が行っています。

書籍以外にも出版社から刊行され流通する、CDなどの電子出版物にISBNは使われています。
一方、雑誌(定期刊行物)、カレンダー・日記・手帳、映像・音楽のDVD・CDやゲーム、その他グッズ類にはISBNを付与することができません。
雑誌はISBNではなく、雑誌コードという日本国内で管理する別のコードが適用されています。

番号の意味

一見ランダムに見える数字の羅列ですが、ハイフンで区切られた5つのブロックの数字に、それぞれ意味があります。

各ブロックの意味は次のとおりです。

ISBN ◯◯◯ –△ – □□□ – ◇◇◇◇◇ – ● の意味
◯◯◯ 接頭記号
国記号
□□□  出版者(社)記号
◇◇◇◇◇ 書名記号
チェックデジット

「978-4-86693-123-4」というコードを具体例に、詳しく見ていきましょう。

① 1~3桁目 接頭記号:「書籍」を表す数字

 「978」か「979」の2種類があり、日本は「978」と決まっています。

② 4桁目 国記号:地域または言語を示すグループ記号

 「4」は日本を指します。
 ちなみに、「0」「1」はアメリカなどの英語圏、「2」はフランス語圏、「3」はドイツ語圏、「5」はロシア語圏、
 「7」は中国、「84」はスペイン、「88」はイタリア、「89」は韓国、「957」は台湾、などです。

③ 5~9桁目までの5桁 出版者(社)記号:出版者(社)を表す数字

 出版者(社)ごとに、「日本図書コード管理センター」から付与される番号で、2~7桁まであります。
 公式サイトに出版社情報が公開されており、検索もできます。(登録出版者の照会)
 現在は、出版社だけでなく、個人でも取得することができます。(だから「出版」記号なのです!)

 なお三恵社は2020年現在、「88361」「86487」「86693」の3つのコードを保有しています。

④ 10~12桁目までの3桁 書名記号:出版社で何番目の出版物かを表す数字

 例であれば、出版社86693(三恵社)が124番目に発行した本(000が初め、2番目が001)です。

余談

出版者(社)記号の桁数が少ないと、その出版者(社)で発行できる出版物の数が増えます。

例えば、出版社を特定するコードが5桁であれば
978-4-12345-000-X~978-4-12345-999-Xまでの1000冊発行できますが、

出版社を特定するコードが2桁であれば
978-4-12-000000-X~978-4-12-999999-Xの100万冊出せるということです。

⑤ 最後の1桁 チェックデジット:前12桁の数字に間違いがないかを確認する数字

 これより前の12桁の数字を使用して、1~X(10)までの1桁の数字を算出します。
 詳しい計算式はありますが、割愛させていただきます。
 なお、日本図書コード管理センターの公式サイトにISBNの番号を入力すれば、簡単に計算できます。
 これら13桁の数字に誤りがあると、流通時にエラーとなってしまいます。

余談

ISBNは現在13桁の番号で構成されていますが、2006年までは10桁でした。
今でも10桁を使用していることもあり、13桁を10桁へ変換する計算式もあります。

日本で出版された書籍であれば、はじめの4桁(◯◯◯ –△に当たる数字)は全て同じであり、
出版者が同じであれば□□□にあたる数字も同じです。

使われ方

では、ISBNコードはどのように使われているのでしょうか。
ISBNコードの役割は、大きく3つあります。

① 書籍を特定しやすくする

 世界に一つだけの番号なので、似たような書名が多い中でも、数字だけで簡単に探したかった1冊を確実に見つけることができます。
 人間で言えば、マイナンバーのようなものです。

② 流通の効率化につながる

 出版する側・本を流通させる側が相互に情報共有できることにより、購入者(読者や書店)の注文に素早く、かつ正確に対応することができます。

③ 国会図書館などで保存される

 ISBNコードは流通に乗らないような自費出版物や非売品にも付けることがあります。
 ISBNコードを取得することで、正式な出版物として認められ、市立や県立の図書館に収めることもできます。
 なお、日本で刊行された、ISBNを取得した出版物は、国会図書館への納本が義務付けられており、恒久的に保存されます。

これから書店などで本を検索するとき、ISBNコードを活用してみてください。

ISBNコードを付けない「書籍」

ISBNコードについて説明してきましたが、そもそも本にISBNを付与することは、法律で定められているわけではありません。

書店などで売るつもりがない」「図書館に収めるつもりがない」「紙媒体で出版しない」という場合は、ISBNコードをつける必要がありません。
例えば通販カタログや同人誌、電子書籍などには、ISBNコードはついていません。

カタログはそもそも売り物ではなく、同人誌は発行者が読者に直接販売するからです。
また電子書籍で有名なAmazonのKindleも、データをダウンロードする形でやりとりします。
(ただし、紙版も出ている電子書籍には、便宜上紙版のISBNと紐づいています)
上記はいずれも一般的な書店で販売されることなく、図書館に収められることもないため、ISBNコードはなくても構わないのです。

一方で、「流通」させる場合には、ISBNコードが必須です。

ちなみに、ISBNコードの登録と付与は有料となります。(個人で取得する場合、1個8,000円+税~)
三恵社では、流通にかかる諸費用と合わせて、発行時に一定額をいただいています。

余談

ISBNコードが付いていないと書籍を流通させることができません。
つまり、本を作成するだけでは流通できないということです。

※Amazonのkindleダイレクトパブリッシングに代表されるように、ISBNコードを付けていない本を売れるサイトであれば
ISBNコードが無くても販売は可能ですが、書店流通は難しくなります。

日本ではISBNコード単体ではなく、「日本図書コード」「書籍JANコード」も併せて表記することが一般的です。
日本図書コードとは、ISBNコードにCコード(販売対象、書籍形態、内容を表す)と価格表記を加えたもので、
書籍JANコードとは、日本図書コードを2段のバーコードで表したものです。

それぞれ詳しくは、関連記事「Cコード」「書籍JANコード」で解説します。

 

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