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出版のいろは

「返本(返品)」とは?

売れなかった本の行方

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目次

売れなかった本はどうなる?

多くの書店は何千、何万冊という大量の本を取り扱っています。しかし、これらの本がすべて売れるとは限りません。

売れなかった本は、どうなるのでしょうか?

その答えは「返本(返品)」というシステムです。

返品とはどのようなものか。出版社、書店、そして一般の読者にとってどういった意味を持つのか、本記事では解説していきます。

返本というシステム

日本の出版業界では「再版制度」(別記事で解説予定)という形態がとられており、これによって、書店で本が売れなかった場合、その多くは返本という形で出版社に戻すことができます。

つまり、出版社から取次を通して書店に出荷された本が、同じルートを辿って出版社に戻ってくるのです。

返本された本は出版社の倉庫に戻ります。その後、再度出荷されることもありますが、今後売れる見込みが立たない場合、残念ながら廃棄(断裁)されることも多くあります。これは、本の製造コストが無駄になり、断裁処理にもコストがかかるため、出版社にとっては避けたい事態です。出版社は売り切れるだけの適切な数を生産し、売れ残りを最小限にするような計画が必要となります。

返本のメリット

なぜ、一般の商品と異なり、書籍はメーカー(出版社)へ返品ができるのでしょうか?

これは、書店が在庫を持つリスクを最小化し、最大限の品揃えを維持するためです。
現在、日本では、書籍の新刊は年間7万点、1日に200点ほど発行されています。書店はこれほど多くの書籍をすべて仕入れることはできませんし、どの本が売れるかは流行や話題、偶然にも左右され、予測が非常に難しいので、常にたくさんの種類の本を店頭に並べて来店者の目に留まるようにしておく必要があります。これを可能とするために、返本というシステムが必要となるのです。

頭を悩ませる出版社

返本が可能であることで、書店はあまりリスクをとらずに幅広い品揃えを維持することができますが、出版社にとって余剰の在庫や製造コストを伴います。
平均の返本率は4割程度、つまり発行した書籍のうち4割は返本されるといわれており、返本を出来るだけ減らすため、出版社は市場の動向を把握し、需要に対して供給をうまく調整することが求められます。

「たくさん発行したのに全然売れずに大量の返本が来た…」「予想外に良い売れ行きで在庫が足りないので増刷したが、増刷分は売れずに赤字」等々、在庫と返品に関して、出版社は日々頭を悩ませているのです。

まとめ

●書店で売れなかった本は、出版社に返本(返品)される

●返品ができるおかげで、書店でたくさんの店頭在庫が並べられる

●返本された書籍は廃棄されることが多く、返本を減らすために出版業界は頭を悩ませている

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返本の少ない「少発行出版システム」

三恵社の「少発行出版システム」の場合は、少部数印刷を得意とする「オンデマンド印刷」によって100~200部といった小ロットでの出版が可能となっており、数十部単位での在庫調整が可能です。そのため、大きく売れることが少ない代わりに大量返品に頭を悩ませることはありません。著者様にとっても大量在庫などのリスクがない出版方式としておすすめです。詳しくは下記からお気軽にお問い合わせください。

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